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コロナウイルスがAV業界に与えた影響は?感染対策についても解説
新型コロナウイルスは全世界に影響を与えました。テレワークなどの新しい働き方が推進され、三密を避ける、濃厚接触を避ける、などの感染症対策が進められたほか、巣ごもり需要など消費の形態も変わっています。業態上お客さまとの濃厚接触を必ず行うナイトワーク業界にもコロナウイルスは強い影響を与え、閉店を余儀なくされるお店が増えるなどの事態が起きました。一方で、AV業界ではほかのナイトワーク業界と比較すると、コロナウイルスの影響が小さかったことも事実です。
この記事ではコロナウイルスがAV業界に与えた影響や、AV業界の感染症対策・AV女優ができる感染症対策について解説します。
1.新型コロナウイルスがAVに与えた影響
令和初のパンデミックである新型コロナウイルスの感染拡大は、さまざまな業界に影響を与えました。AV業界にも大きな影響を及ぼしたものの、ほかのナイトワーク業界と比較すると、新型コロナウイルスによる事業への悪影響は比較的小さいと言えます。
新型コロナウイルスがAV業界にどのような影響を及ぼしたのか紹介します。
1-1.コロナ禍でAVの需要が増えた
好ましい影響として、コロナ禍によるAVの需要増加があげられます。新型コロナウイルスの感染拡大は、外出自粛や店舗の営業時間縮小など、人々の生活様式に大きな変化をもたらしました。対面でサービスを行うナイトワーク業界でも来店者が減り、業界に悪影響を及ぼしています。
一方で外出できない閉塞感や店舗を利用できない状況により、自宅でAVを視聴したいと思う方が増え、需要増加につながりました。
外出自粛の際は、自宅で利用できるサービスに注目が集まります。ゲームや映画、ドラマなど多くのエンターテイメント業界が売上を伸ばしたように、自宅で視聴できるAVもユーザー数や売上が増加しました。
コンテンツを提供する業者側が割引や期間限定の無料化など、さまざまなキャンペーンを打ち出したことも、需要増加を加速させたと言えます。
1-2.撮影中止となる現場が増えた
需要が増えた一方で、AV業界への悪影響もありました。たとえば感染症の拡大を防ぐため、撮影中止となる案件が増えたことです。
新たな作品の制作が中止される影響は、発売スケジュールの変更や売上を獲得できないだけに限りません。小規模事業者も多いAV業界では、一部の撮影現場では本来支払われるキャンセル料が出ないなど、出演者への収入面での影響も生じました。
ただし、優良なプロダクションに所属する場合は、ライブ配信サイトの導入などオンラインを中心とした新たな仕事環境が構築されています。サポートが充実しているプロダクションに所属していれば、コロナ禍のように不測の事態が生じても、仕事がなくなる心配を過剰にしなくてよいでしょう。
1-3.ほかのナイトワークからAVに移る人が増えた
コロナ禍を機に、ほかのナイトワークからAV業界へ移る方が増えたことも大きな変化の1つです。AV業界が注目を集めた理由として、新型コロナウイルスの影響にともなう、あらゆる感染症への警戒があげられます。
ナイトワークの多くはお客さんと近距離で会話したり、肌や粘膜に直接触れたりする仕事が主です。感染症リスクが高まる中、より安全な業界へと移動したいと考える方も現れました。
中には、AV業界に対して「ほかのナイトワークに比べると性病対策やほかの感染症対策がきちんと行われており、安心して働ける」と考えている女性も一定数います。ナイトワークに関連する仕事を続けたいと思いつつも、感染症対策への安心感も求める女性を中心に、AV業界への注目が高まりました。
2.AV業界では感染症対策が徹底されている
AV業界はセックスシーンの撮影があり、出演者やスタッフの濃厚接触は避けられません。近距離で人と接する環境は新型コロナウイルスなどの感染症リスクと隣り合わせです。
そのため、AVの撮影現場では、日常的に感染症対策を徹底することで新型コロナウイルス感染を防いでいます。
AVの撮影現場や、業界全体で取り組んでいる感染症対策について紹介します。
2-1.撮影現場での感染対策の例
AVの撮影現場では、出演者同士やスタッフが感染しないように、さまざまな対策が行われています。主な対策例は、下記の5つです。
- 換気しやすい部屋を手配する
- 現場に入る人数を最低限に抑える
- 現場に入る前の体温と酸素飽和度の確認を徹底する
- 食事は距離を取って短時間で済ませる
- 女優以外はフェイスガードやマスクをして打ち合わせする
撮影時はアパートの一室など、レンタルルームを手配します。あらかじめ換気しやすい部屋を選び、撮影日はこまめに窓を開けて感染リスクを下げるのは、基本的な対策の1つです。
現場に入るスタッフを厳選して、通常よりも少ない人数で撮影するのも感染対策につながります。現場に入る前に体温や酸素飽和度を測ったり、体調不良の有無を確認したりと、感染者または可能性がある人物を入室させないことも重要です。
感染していなくても、ウイルスを保有している可能性があります。撮影中の感染を防ぐ対策として、食事中や打ち合わせ中は可能な限り距離を取り、手短に済ませます。
撮影現場ならではの特徴は、打ち合わせ時もAV女優はマスクをつけられない点です。マスクをつけると、AV女優の顔に跡がつく恐れがあります。ただし、代わりにスタッフやほかの出演者全員がマスクやフェイスガードを装着して、AV女優をコロナ感染のリスクから守っています。
2-2.AV業界全体の感染対策の例
コロナ禍では出演者や現場のスタッフのみならず、AV業界全体で感染症への対策が徹底されました。AV業界全体の流れとして、下記の感染対策があげられます。
- 体調管理の徹底
- 陽性者・濃厚接触者が出た場合は代替の人物を手配する
- 出演者の代替が困難なときは撮影中止とする
AV撮影現場では、クラスター発生を避けることが求められます。たとえば体温計やパルスオキシメーターによる測定、消毒液の使用は、実践しやすい対策です。出演者にくわえてスタッフも体調管理を徹底し、万が一陽性者や濃厚接触者が出た場合は代替の人物を手配します。
企画内容によっては、出演者自体もほかの人物に入れ替えて撮影できる場合があります。しかし、中には特定のAV女優出演を前提とした企画もあり、必ずしも出演者の入れ替えで対応できるとは限りません。
どうしてもほかの人物で代替できない場合は、撮影中止となることもあります。
3.AV女優ができる感染症対策とは
AV女優は撮影現場でマスクをつけられません。マスクの跡が顔に残らないようにする必要があり、メイク前であっても着用は避けるべきです。
ただし、AV女優は撮影現場で特に代わりがきかない人材であり、体調不良が撮影中止などを招く恐れがあります。撮影現場でマスクがつけられないAV女優は、感染源になるリスクも高いことから、日常的な感染症対策が重要です。
AV女優が日常的にできる感染症対策を3つ紹介します。
3-1.マスクをつける
2023年8月現在、新型コロナウイルス感染症は5類に分類されています。個人の判断が基本となったものの、マスクの着用は感染症対策として効果的です。中でも、不織布マスクの着用をおすすめします。
スーパーコンピューターを使用したシミュレーションによると、不織布マスクを着用した場合、吸い込む飛沫量は約7割減らせることが分かっています。適切にマスクを付けていれば、他人に感染させないだけでなく、自分の感染も防げるでしょう。
出典:理化学研究所 計算科学研究センター「飛沫やエアロゾルの飛散の様子を可視化し有効な感染対策を提案 ~「富岳」による新型コロナウイルス対策その1」
会話やくしゃみなどで発生する飛沫は、ウイルス感染原因の1つです。撮影やイベントの被を除き、可能な限り不織布マスクを着用することで、感染症予防ができます。
3-2.適度な運動により免疫力を上げる
人間の体は本来、ウイルスに対抗するための機能として免疫力が備わっています。しかし生活習慣などなんらかの原因によって免疫力の働きが低下していると、ウイルスに対抗しきれなくなります。
適度な運動は、免疫力の向上に効果的です。日常的に適度な運動で筋肉をつけ、体温を上昇させることで、免疫力の向上と感染予防につながります。
運動するときには、組み合わせも意識するのがポイントです。筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせると、免疫力の向上が期待できます。スクワットやジョギングが困難な方は、ウォーキングなど軽めの運動からはじめましょう。
3-3.手洗いとうがいをする
マスクを着用できない状況下でも、基本的な感染対策はできます。たとえば手洗いうがいは、撮影の合間にも実践できる感染対策です。
何も触れていない手でも、空気中のウイルスやホコリが付着している可能性があります。手洗いをせずに食べ物や食器に触れると、無意識のうちに手に付着したウイルスを体内へ取り込むことになります。
手指消毒に加えて、こまめな手洗いでウイルスを取り込むリスクを軽減させましょう。手洗い時のポイントは、石鹸で爪の隙間や指と指の間も意識してこすり洗いすることです。
喉も同じく会話や呼吸で空気中のウイルスやホコリを取り込むおそれがあるため、こまめなうがいで防止しましょう。
まとめ
新型コロナウイルスの影響により、AVの需要が増え、ほかのナイトワークからより感染症対策がとられているAV業界へと移る女性も増えました。一方で撮影中止となる現場が増えるなどの影響もあったものの、ほかのナイトワーク業界と比較して悪影響は小さかったと言えます。
また、コロナウイルスの感染拡大以降、AV業界では感染症対策が徹底されるようになっています。ただし、AV女優は撮影日にマスクをつけられないことから、日常的な感染症対策を心がけるとよいでしょう。
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