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AV女優は就職で不利になる?理由や就職成功のポイントを解説
AV女優は多くの方が20代前半でキャリアをスタートし、将来的には引退することになる仕事です。セカンドキャリアとしてナイトワークを選ぶ方や、表現者などフリーランスの道を選ぶ方もいますが、一般企業に就職したいと思う方もいるでしょう。しかし、一般企業の業務内容に沿ったキャリア経験を積んでいないAV女優が就職するのには、一定のハードルがあるのも事実です。
この記事ではAV女優が一般企業に就職しづらくなる理由や、就職に成功しやすくなるためのポイントを解説します。
1.AV女優という過去の経歴は就職に影響する?
AV女優という経歴は、就職に一定の影響を与える可能性があります。
AV業界に対しての偏見は現在でもゼロではなく、AV女優だった過去を公言すると就職に影響が出るケースがあります。
一方で、価値観が多様化してきた昨今では、セクシー女優としてメディアに出たり、タレント活動をしたりしているAV女優も多くいます。人気AV女優の中にはモデルとしてファッションショーに出る方もいるなど、AV女優という職業が認められつつあるのが実情です。過去にAV女優だったからと言って、就職ができないわけではありません。
ただし、AV女優であった過去を公言して一般企業に就職するハードルは未だ高いため、経歴を隠して就職活動するのが一般的です。長期間AV女優としてしか仕事をしていないことにより職歴に空白期間が生まれてしまい、就職活動で不利になる可能性も考えられます。
2.AV女優が一般企業に就職しづらくなる理由
AV女優が一般企業に就職しづらくなるのは、AV女優として活動する中で培った能力が、一般企業での業務に生かしにくいという理由だけではありません。今でも残る偏見や、キャリアを公言する難しさ、金銭感覚の変化なども、一般企業に就職するハードルを上げています。
2-1.周囲にAV女優であった過去がバレる
AV女優であった過去が周囲にバレると、偏見にさらされて企業を辞めざるを得なくなる可能性があります。特に単体女優や企画単体女優は身バレしやすく、ネットやSNSが発達した現代では企画女優でもバレる可能性がゼロではない点に注意しましょう。
元AV女優だっただけで、必ずしも解雇につながるわけではありません。完全に引退している状態であれば、普段の業務を真面目に取り組んでいる場合、処分をするのは不当であり、会社が退職を強要するのは不適切と言えます。
ただし、社会的地位が高い職業やクリーンなイメージが強い会社の場合、何らかの処分や指導を受ける可能性があります。実際に過去のAV作品がバレた女性の内定取り消しをした企業がある現状を踏まえると、就職にまったく影響がないとは言えません。
2-2.過去のキャリアを伝えられない
専業のAV女優としての期間が長ければ長いほど、履歴書に書けない空白期間が生まれます。副業としてAV女優活動をしていた場合や、短期間しか活動しなかった場合は大きな問題はないでしょう。一方で、空白期間が1年以上の場合、就職や転職活動で不利になりやすい点もハードルが上がる理由です。
しかし、AV女優であった過去を素直に履歴書や職務経歴書に書くのも現実的ではありません。素直に書いたところで、AV女優の経歴が有利に働く可能性は低いでしょう。
また、空白期間の長さだけでなく、空白期間に至った理由を聞かれた場合、答え方によっては「社会人としてのスキルが足りないのではないか」と思われる恐れもあります。
2-3.金銭感覚が合わない
AV女優から昼の仕事への転身は収入が一気に減少するため、金銭面で苦労するのも一般企業への就職が難しくなる理由です。AV女優の仕事は一般的な昼の仕事の数倍ギャラがもらえる分、生活水準が上がっていたり、浪費癖がついていたりする可能性があります。
また、未経験の職種に挑戦する場合は、同年代女性の平均年収より給与が下がるケースもあると心得ておきましょう。営業職や歩合制の仕事を除いて、一般的に勤続年数に応じて給与が上がる企業が多く、転職や中途採用だと同じ生活水準を続けるのは難しくなります。
一般企業に勤められたとしても、生活水準を落とせなかったり、浪費をやめられなかったりすると、長く続けられません。AV女優時代から浪費せず、計画的な貯金や投資ができる方は一般企業への転職がしやすいと言えます。
3.AV女優が就職に成功するポイント
AV女優が就職を成功させて昼の仕事を始めるには、事前の準備が大切です。以下では、AV女優が就職を成功するためのポイントを解説します。1つずつクリアし、就職への第一歩を歩み出しましょう。
3-1.空白期間を埋めるものを用意する
面接官からは空白期間についてほぼ確実に聞かれます。相手に納得してもらえるよう、親の介護や家業の手伝い、資格取得のための勉強期間など、やむを得ない理由や前向きな理由を用意しておき、伝えるのがおすすめです。
しかし、過去の職歴や経験にまったく関連のない理由をあげて、嘘をつくのはおすすめしません。面接官による深掘りした質問に答えられなければ、怪しまれる可能性が高いです。
また、空白期間が長いと働く意欲がないように見られやすいため、会社の志望理由や仕事への熱意などをアピールすることも大切です。
3-2.資格やビジネススキルを身に着けておく
空白期間に資格勉強をしていたと主張するだけでなく、実際に資格やビジネススキルを身に付けておくことも有効です。資格があれば、未経験の職種でも採用されやすくなる場合があります。AV女優の就職の際に使える資格例は、以下の通りです。
【事務職】
- 秘書検定
- MOS
- 日商簿記検定
【介護職】
- 介護初任者研修
【金融業】
- FP技能検定
【医療事務】
- 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
【不動産業】
- 宅地建物取引士
資格やビジネススキルを身に着ける際には、前提として自分の就職先の業務と関連する資格であり、かつ勉強を続けられそうなものを選ぶことが大切です。テキストやオンライン講座などを活用し、スキマ時間でスキルアップを目指しましょう。
3-3.まずはアルバイトなどからステップアップする
資格勉強にあてる時間がない方や、空白期間を埋めたいと思う方は、まずはアルバイトで働くことも視野に入れてみましょう。正社員として就職するよりも難易度が低く、AV女優の活動をしながら空白期間をなくせるため、ファーストステップに最適です。
派遣会社に登録して、エージェントから仕事を紹介してもらうのもよいでしょう。派遣会社によってはビジネスマナーの講習や勉強会を用意しているところもあり、社会人としてのスキルを身につけながら仕事を探せます。
現役AV女優の時点でアルバイトを始められれば、これ以上空白期間が増えるのをストップできます。正社員登用を狙える職場で、アルバイトから業務に慣れていくのもおすすめです。
3-4.経歴を問わず就職しやすい業界を選ぶ
未経験者を歓迎しており、資格なしでも学びながら働ける以下のような業界は、履歴書の空白期間が大きな問題にならない可能性があります。
・介護業界
少子高齢化が進む日本では、介護職の需要がさらに高まっています。無資格(2025年以降は『認知症介護基礎研修』受講が必須)でも就職が可能で、「介護初任者研修」を修了済みであれば対応できる業務が増えるのもメリットです。
・営業職全般
営業職はAV女優としてこれまでしてきた、AVメーカーへの営業回りや販促活動の経験が役に立つでしょう。相手に好印象を持たれる振る舞いができ、人の気持ちに寄り添うのが得意な方におすすめです。
・美容業界
セラピストやエステティシャンなど、資格なしで働ける美容業界もよいでしょう。将来的に自分のお店を持ちたいという、独立志向のある方にも向いています。
特に需要が高い業界や人手不足になりがちな業界を選べば、これまでの経歴を問わず採用される可能性が高くなります。
まとめ
AV女優としての経歴は、就職活動に一定の影響を与えます。理由としては、社会の偏見や金銭感覚の違いだけでなく、AV女優として活動してきたキャリアは履歴書に書くことが難しいため、空白期間が生まれるのが原因です。副業としてAVに出演していたり、AV女優をしながらアルバイトを続けていたりする場合は、空白期間がなくなり、就職への影響は小さくなります。
もし専業でAV女優を続けており、空白期間ができてしまった場合は、空白期間を埋められる言い訳を用意しましょう。資格を取得したり、経歴不問で就職しやすい企業に就職したりするのもおすすめです。
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