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AVの撮影風景とは?撮影の流れや基礎知識についても徹底解説
AV撮影も、ドラマや映画の撮影と同じように計画的に行われます。
AVの撮影の流れは、作品にもよりますが、例えば前戯シーンでは、男優が女優をリラックスさせながら進み、その後フェラシーン、オナニーシーンと続きます。本番シーンは、男優がカメラを持ちながら撮影するハメ撮りスタイルや、複数のカメラで撮影するドラマスタイルなど、さまざまな方法で行われます。
当記事では、AVの撮影風景が少しでも分かるように、AV撮影の主な流れについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1.AV撮影の流れ
まず、AVを撮影するときの準備・撮影当日・撮影後の流れについて解説します。
AVの出演を決めるためには、AVを制作する会社に対して自分を売り込むための活動(メーカー周り)も大切です。
1-1.撮影にいたるまでの流れ
プロダクションに所属してから、実際にAVに出演するまでの流れは以下の通りです。
1 | プロダクションに所属 |
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AV女優として活動を始めるには、まずプロダクションに所属するのが一般的です。新人がプロダクションに所属せず、インディーズで活動するのは非常に珍しいのが実情です。
適正AVに出演するためには、「AV人権倫理機構の会員であるプロダクションに所属していること」という条件があります。無所属で活動すると、違法な仕事に巻き込まれるリスクが高くなるため、プロダクションに登録するのが安全です。 |
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2 | メーカー周り |
プロダクションに所属した後は、AVメーカーへの営業(メーカー周り)を行い、実際に仕事を獲得することを目指します。プロダクションのマネージャーや営業担当者と一緒に、プロフィール写真や宣材動画を使って自分をアピールします。 メーカーとの直接契約もあれば、オーディションに参加することもあります。新人期間は限られているため、積極的に営業活動に参加することが大切です。 |
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3 | 性病検査を受ける |
仕事が決まると(もしくはプロダクション所属後に)、性病検査を受ける必要があります。AV業界では、出演者の健康と安全を守るために、厳格な基準が設けられています。そのため、すべてのAV女優とAV男優は、撮影日から3週間以内に性病検査を受け、その結果を提出することが必要です。検査結果が陰性であれば、撮影に臨めます。 また、プロダクションに所属した際にも、性病にかかっていないことを証明するための性病検査を受ける場合があります。 |
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4 | お仕事の決定 |
メーカーからのオファーを受けると、次に行うのは撮影内容の打ち合わせです。作品の内容について詳細な説明を受け、納得できないプレイやシチュエーションがないかを確認します。 打ち合わせを通じて、作品内容に同意し、撮影に向けての準備が進められます。 |
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5 | 撮影の準備 |
撮影前日までに、スケジュールの確認や性病検査の結果提出を行います。撮影当日のスケジュールや必要な持ち物の確認も大切です。 |
仕事を受けるかどうかは自分自身で決められるので、強引に出演を強要されるようなことは一切ありません。
1-2.撮影当日の流れ
AVの撮影当日の流れは、主に以下の通りです。
1 | 撮影の準備(当日) |
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多くの女優は、マネージャーと一緒に撮影現場に到着します。早朝の撮影が多いため、体調管理が重要です。到着後、女優はプロのメイクアップアーティストにメイクをしてもらい、撮影のテーマに合わせた衣装に着替えます。準備が整ったら、台本を再確認し、役柄やシーンの流れをしっかりと頭に入れます。 | |
2 | 撮影開始 |
現場で監督や共演者と挨拶を交わし、撮影がスタートします。撮影はシーンごとに行われ、女優はカメラの前で求められる演技を行います。 | |
3 | 休憩と軽食 |
撮影は長時間に及ぶことが多いため、こまめに休憩を取ります。休憩中には、軽食や飲み物が用意されており、女優やスタッフがリフレッシュできるように配慮されています。女優は軽食を取りながら、SNS用の写真を撮影したり、スタッフと会話を楽しんだりします。 | |
4 | 撮影再開 |
午後の撮影が始まり、引き続きシーンの撮影が進行します。ソロシーンや共演者とのシーン、さらに作品のパッケージ用の写真撮影なども行います。 |
撮影は、押す時もあれば巻く時もあるので、終わる時間は一概には言えません。早い場合は夕方くらいに終わりますが、遅い場合は翌朝までスタッフが残っているケースもあります。また、撮影日数も作品によって1~3日などと、さまざまです。
1-3.撮影後の流れ
撮影後の流れは、主に以下の通りです。
1 | 撮影終了と片付け |
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すべての撮影が終了したら、スタッフと共演者に挨拶をし、帰りの準備をします。スタジオを後にする前に、次の仕事やスケジュールの確認も行います。 その後は帰る場合もあれば、プロダクションに戻り、次の仕事に向けた打ち合わせや準備が続く場合もあります。 |
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2 | 打ち合わせとその他の仕事 |
撮影後に仕事をする際の例としては、事務所で今後のスケジュールや次の作品についての打ち合わせを行うケースです。
また、特典として付属するチェキの撮影やサイン入れも行うケースもあります。1枚1枚、ファンに向けた感謝の気持ちを込めてサインを書きましょう。 |
AVの撮影当日は、朝早くから夜遅くまで続くことが多く、体力と集中力が求められます。女優や男優だけでなく、スタッフも含め、チーム全体で一丸となって、撮影にあたるのがAV業界の素敵なところです。
2.AV撮影現場の基礎知識
多くの作品では、AVの撮影日に、イメージシーンも撮影します。イメージシーンは、作品の雰囲気を高めるために用いられ、裸やコスプレなど作品に合った姿でポーズを取ります。
ほかにも、AV撮影現場の基礎知識としてここでは3点紹介します。
2-1.撮影には多くの人がかかわる
AVの撮影現場には、多くの人々が関わっています。出演者である女優と男優のほか、監督、カメラマン、音声スタッフ、照明スタッフ、メイクアップアーティスト、スタイリストなどがいます。
撮影の規模や予算によってスタッフの数は異なりますが、例えばどの現場でも必ずいるのが助監督(AD)です。ADは、機材の準備やシーンの切り替え、女優のケアなど多岐にわたる仕事を担当します。
2-2.男優とは基本的に当日が初対面になる
AVの撮影現場では、共演する男優と初めて顔を合わせるのが撮影当日であることが多いです。撮影前にはお互いの性病検査結果を確認し合い、その後撮影に入ります。
そのため、女優は初対面の相手とすぐに絡みのあるシーンを演じることになりますが、これも仕事の一部として対応する必要があります。
2-3.スケジュールはかなり忙しい
AVの撮影スケジュールは非常にタイトです。撮影当日は早朝に集合し、すぐにヘアメイクが始まります。その後、パッケージ撮影やシーンごとの撮影が連続して行われ、夜まで撮影が続くことも珍しくありません。スタジオの使用時間は限られているため、すべての撮影を時間内に終わらせる必要があります。そのため、スタッフや出演者は効率よく動かなければなりません。
女優は撮影の合間にメイク直しや衣装チェンジを行い、体力的にも精神的にもややハードな1日を過ごします。
3.AV撮影に使われる場所
AVの撮影場所は多岐にわたりますが、主にスタジオが利用されます。公共の場所での撮影は公然わいせつ罪に問われる可能性があるため、専用のスタジオが用意されています。
以下は、AV撮影に使われる場所の例です。
ラブホテル | ラブホテルは設備が整っており、ほかのお客さんに干渉されることなく撮影に集中できるため、多く利用されています。料金も比較的安いため、予算が限られている作品にも適しています。 |
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プールスタジオ | プールスタジオは数が少ないため、同じスタジオがよく使われ、「例のプール」としてファンに親しまれています。 |
病院スタジオ | 廃院を利用することが多く、診察室や手術室がそのまま残っているため、リアルな雰囲気を出せます。 |
ハウススタジオ | ハウススタジオも多くのシーンで利用され、マンションや一軒家を再現したスタジオは、日常感を求める作品に最適です。 |
電車・バススタジオ | 痴漢系のAVで利用され、内部が完全に再現されたセットが用意されています。 |
このように、AVの撮影場所は、視聴者が興奮しやすいシチュエーションを再現するために、リアル感のある場所で行われています。専用のスタジオが多く利用され、日常的な場所を模したセットが作られています。
まとめ
AVの撮影は、撮影の準備が整うと、インタビューシーンから始まることが多いです。インタビューシーンでは、女優がカメラに向かって自身の気持ちや経験を話します。インタビューは自然な会話が求められ、事前に決められたセリフは少数しかありません。
その後、メインとなる絡みシーンの撮影が始まります。前戯から本番までの一連の流れを撮影しますが、シーンごとに撮影時間が異なります。撮影の合間には休憩時間がしっかりと設けられ、女優はシャワーを浴びたり、メイクや衣装を直したりします。
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